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家・住宅購入コラム

注文住宅の相場は?費用ごとの特徴・安く抑えるコツ

夢のマイホームを買うなら、希望どおりの家を建てられる注文住宅に魅力を感じる人も多いでしょう。理想のマイホームを建てるためには、注文住宅の相場を理解して、全体の予算を抑えながら進めていくのが大切です。
 
住みたいエリアによって、土地の価格や建築費の相場が異なります。注文住宅の相場を知っておかないと、せっかく理想の場所が見つかっても予算が足りずマイホームを諦めることになってしまうかもしれません。
 
この記事では、注文住宅にかかる費用の内訳や、建築費毎に建てられる注文住宅の特徴、注文住宅の予算を相場よりも抑えるコツについて解説していきます。
 

注文住宅の相場

 

 
注文住宅の相場はどのくらいなのでしょうか?実際に注文住宅を建てた世帯を対象に調査を行い、住宅金融支援機構が調査報告書を作成しています。
 
そちらを参考に、お住まいの都道府県、建物の床面積、建設費用の相場を一覧にまとめています。
自身の住まいにおける、建築費用の目安として参考にしてみてください。
 

都道府県建物の延床面積(㎡)建築費相場(万円)
北海道132.53,485.2
青森県127.83,221.5
岩手県123.73,251.9
宮城県131.53,385.9
秋田県120.73,062.1
山形県127.43,274.4
福島県128.33,578.9
茨城県124.83,350.2
栃木県121.13,224.2
群馬県122.03,222.9
埼玉県123.83,604.3
千葉県120.73,527.7
東京都125.24,135.7
神奈川県125.03,898.5
新潟県127.93,426.0
富山県131.33,493.9
石川県132.33,371.0
福井県126.03,223.0
山梨県120.23,154.1
長野県120.93,491.7
岐阜県124.13,476.4
静岡県125.33,636.5
愛知県129.83,707.5
三重県119.53,336.7
滋賀県126.53,585.1
京都府120.83,535.3
大阪府129.03,892.7
兵庫県128.83,743.4
奈良県130.03,687.8
和歌山県123.03,567.2
鳥取県101.32,607.3
島根県108.63,477.7
岡山県125.73,755.5
広島県123.73,460.4
山口県119.43,394.4
徳島県117.63,409.0
香川県117.43,317.1
愛媛県113.63,232.8
高知県114.03,160.5
福岡県125.93,505.6
佐賀県125.43,331.8
長崎県113.03,043.5
熊本県120.73,389.9
大分県125.23,556.1
宮崎県112.73,104.7
鹿児島県109.33,012.7
沖縄県117.63,602.8

 

※土地取得の費用は含まれておりません。
※参考:住宅金融支援機構、2020年度集計表
https://www.jhf.go.jp/about/research/2020.html

 

注文住宅の費用の内訳

 

 
注文住宅を建てるためには、どのような費用がかかるのかを詳しく見ていきましょう。注文住宅を建てる費用は「土地の費用」「建築費用」「諸費用」の3種類に分けられます。
 

土地の費用

 
注文住宅を建てるとき、予算の中で多くの割合を占めるのが土地の取得費用になります。特に首都圏で注文住宅を建てるとなると、まずは土地を購入するための費用が高額になりやすいです。
 
もちろん、すでに所有している土地に注文住宅を建てる場合は、土地の取得費用はかかりません。しかし、希望の住宅を建てるためには、土地を整地、改良するための費用が必要になるケースもあるので注意が必要です。
 

建築費用

 
建築費用には、基礎工事から完成した後の外装工事まで、家を建てるまでに必要なすべての工事の費用が含まれます。一般的には、人気が高い大手のハウスメーカーに依頼すると費用が高くなります。一方で、工務店に依頼すると建築費用が抑えられる傾向があります。
 
知名度の高い大手のハウスメーカーに依頼するほうが安心という考えもありますが、工務店であれば同じレベルの住宅を、2割から3割ほど抑えて建てられるケースもあります。もちろん、信用できる不動産業者であるかどうか確かめる必要があります。
 

諸費用

 
注文住宅を建てる際には、土地と建物の取得費用のほかに、所有者を明確にするための「登記」手続きが必要になります。
 
・登録免許税
・司法書士への報酬
・交通費
・登記事項証明書の取得費用
 
上記の費用も必要になりますので、すべてを含めて予算内に収まるかどうかを確認しておくのが大切です。
 

建築費ごとの注文住宅の特徴

 

 
注文住宅を建てる際には、やはり建築費の予算をいくらにするのかが最も大切であると言えます。注文住宅を建てる予算に応じて、どのくらいの建築費で、どういった設備の注文住宅が建てられるのか、それぞれ特徴を見ていきましょう。
 

予算1000万円台

 
注文住宅において建築費が1000万円台となると、相場よりもかなり低い建築費で建てることになります。そのため、余分な部分をギリギリまで省いて、シンプルな戸建てにするイメージになります。
 
建物の形状としては、外壁の面積を抑えて材料費を削るために長方形、もしくは正方形になるでしょう。そのため、室内の間取りもシンプルな設計になります。
 
外壁と同じ理由で、屋上を設置すると予算が高くなってしまいます。そのため、屋上をつくらない片流れ屋根になるケースが多いです。片流れ屋根とは、屋根の一方に向かって傾斜している屋根になり、低コストで建てられるというのが特徴です。
 
室内の水回り設備も、一般的な設備よりも低いグレードに抑える必要があるでしょう。例えば、お風呂場には浴室乾燥機やテレビなど多機能なものは設置せず、お風呂としての機能だけ利用できる製品になる可能性が高いです。
 
メリットとしては、シンプルな構造なので、注文住宅としては完成まで短い期間で進められる傾向があります。
 

予算2000万円台

 
注文住宅で予算が2000万円台となると、選択肢が広がってきます。例えば、家の中でもこだわりたい設備のグレードを上げることもできますし、建築を依頼する先も、工務店から大手のハウスメーカーまで選択肢になります。
 
素材や設備のグレードにこだわることで、
 
・外壁にタイルを使用しておしゃれな外観にできる
・お風呂場に浴室乾燥やテレビなど最新の設備を導入できる
・キッチンに自動食器洗浄機や浄水器など設置ができる
 
上記のように、希望に合わせてこだわって選ぶことができます。
 
そうはいっても、すべての希望を盛り込みすぎると、予算が足りなくなってしまう可能性も高いです。まずは、こだわりたい部分の優先順位を決めて、希望の高い部分からこだわっていくのがよいでしょう。
 

予算3000万円台

 
注文住宅で予算が3000万円台となると、注文住宅で叶えたい希望の多くを実現できるようになります。全国的に見ても、3000万円台というのは平均的な金額になってきます。敷地を有効に活用して希望の形や間取りを決めていくこともできるでしょう。
 
建物だけではなく、庭や堀といった外構にこだわって、見た目のよい外観にしていくこともできます。特に首都圏の場合は、敷地が狭かったり、形がいびつだったりというケースは多いです。3000万円台の予算を活用して、敷地の魅力を最大限に引き出せる一戸建てを建てることもできます。
 
場合によっては床暖房や太陽光など、こだわりの設備を導入することもできます。本当に細部までこだわった注文住宅を考えるのであれば、3000万円以上の建築費を用意できるのが望ましいです。
 

注文住宅の予算の決め方

 

 
注文住宅は、予算によって建てられる戸建てのグレードは大きく変わってきます。もちろん、予算が多ければ多いほど叶えられる希望は増えていきますが、現実的には予算にも限りがあります。
 
限られた予算の中から、どのように予算を決めていくのがよいか解説していきます。まずは、現実的に頭金と住宅ローンを活用して、いくらまで資金を調達できるかを計算しておくのがおすすめです。せっかく注文住宅で理想の戸建てを決めたとしても、その後で予算が足りないとなれば気分も落ち込んでしまいます。
 
住宅ローンを考える際は、借りられる上限よりも、過度な負担がなく返済していける金額を意識するのが大切です。住宅ローンの全国的な返済の負担率は、住宅金融支援機構の2020年度集計表によると、世帯年収の20%が相場となっています。
 
例えば、年収600万円であれば、年間120万円、月々10万円が目安ということになります。月々10万円の支払いで返済ができる金額を融資の上限として考えれば、頭金と合わせた予算が見えてきますね。
 
そのうえで、注文住宅を建てるにあたってこだわりたいポイントを優先順位をつけて書き出しておくのが重要です。立地にこだわりたい人は、土地の取得費用の割合が大きくなります。一方で、お風呂やキッチンなどの内装にこだわりたい人は、外観や間取りをシンプルにして設備に予算を多く割り当てることになるでしょう。
 
せっかく注文住宅で建てるのであれば、どういった戸建てが理想の住まいなのかを明確にしたうえで進めていきましょう。
 

注文住宅を相場より安く抑えるコツ

 

 
注文住宅を建てるのにかけられる予算が分かったうえで、できる限り安く注文住宅を建てたいという人は多いでしょう。そこで、注文住宅を相場よりも安く抑えるために大切な3つのポイントを解説していきます。
 
1つ目は「間取りをシンプルにする」です。戸建てはこだわった形状よりも、シンプルな長方形、もしくは正方形の方が費用を安く抑えることができます。正方形に近い建物のほうが費用を抑えられて、万が一の地震の際に、耐震性にすぐれた安定性を出せるというメリットもあります。
 
2つ目は「水回りをできる限り集中させる」です。例えば、玄関にトイレが合って、1階の奥にお風呂場、2階をリビングにしてキッチンを設置するなど、水回りが離れてしまえば離れるほど、配管設備が複雑になり工事費用も高くなってしまいます。水回りはできるだけ1ヶ所に集中させることで費用を抑えられます。
 
3つ目は「キッチンなどの設備のグレードにメリハリをつける」です。キッチンやお風呂など、設備には安価なものから高価なものまで多種多様です。相場よりも安く抑えるには、すべてをこだわるのではなく、グレードを下げてもいい設備と、こだわりたい設備を事前に分けることで、全体の費用を抑えられます。

 

注文住宅の相場を知りたいなら「住まいの無料相談」を利用しよう

 

 
注文住宅の相場について知識を増やしたら、実際に注文住宅の予算を決めていきましょう。
 
注文住宅を建てるための一歩目が踏み出せないと、せっかくの夢のマイホームを諦めることになってしまうかもしれません。しかし、いきなり不動産会社に相談に行くのはハードルが高いという人も多いです。
そんな人には、無料で注文住宅の相談ができる「住まいの無料相談」というサービスを活用するのがおすすめです。注文住宅を建てたい人にとって「住まいの無料相談」がおすすめできる理由は大きく2つあります。
 
1つ目は「専門的な資格を持ったレジデンシャルアドバイザーから資金計画のアドバイスを聞ける」です。お金の専門知識があるファイナンシャルプランナーや、不動産の専門家である宅建士といった資格を保有した住まいのプロから、注文住宅を始めて建てる人にとって役に立つアドバイスを貰うことができます。
 
2つ目は「知識だけでなく、不動産の実務に特化している」です。いくら専門的な知識があっても、注文住宅の建築費や設備は年々変化していきます。現場の実務に精通しているプロだからこそ、あらゆる住宅の悩みに対して、役に立つ解決策を聞くことができます。
 
注文住宅が気になってきたら、まずは「住まいの無料相談」を活用して、理想のマイホームへの第一歩を踏み出していきましょう。

金綱 利幸

所属会社:
株式会社リアルテクト
所属会社のWEBSITE:
http://realtect.co.jp/
保有資格:
AFP(日本FP協会認定) 宅地建物取引士

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