中古マンション価格動向

不動産ニュース
23.06.24

東京カンテイは4月20日、三大都市圏・主要都市別に中古マンション価格動向を発表しました。直近3月の首都圏平均は4680万円（前月比0.1％下落）とわずかながら4ヶ月ぶりに下落しましたが、東京都は平均6450万円（同0.1％上昇）となり、東京23区は平均7034万円（同0.8％上昇）と続伸し、集計を始めて以来、初めて7000万円台に乗せました。都心6区（千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷）は1憶178万円（同1.4％上昇）と2ヶ月続けて億ションとなりました。ただ、千代田区の高額事例が平均を押し上げたもので、残りの都心5区での上値の重さは変わらないといいます。
都県別では、埼玉県が平均3051万円（前月比0.1％上昇）となり、神奈川県が同3661万円（同0.2％下落）と目立った変化がないとしました。千葉県は築古事例の増加を受けて2770万円（同2.1％下落）と県平均を大きく下げて今年1月の水準を下回りました。

近畿圏の平均価格は2895万円（前月比0.7％下落）と5ヶ月ぶりに弱含みに転じました。大阪府は3104万円（同0.8％下落）と年初水準を下回りました。大阪市は3903万円（同0.6％下落）と3ヶ月連続で下げました。大阪市中心6区は5276万円（同0.1％上昇）でした。兵庫県は2535万円（同0.7％下落）と前月からの続落となり、天井感が強まっているとしました。神戸市は平均築年数が進んだものの、2602万円（同0.1％上昇）でした。
中部圏は平均2331万円（前月比0.9％上昇）となり、愛知県の平均は2469万円（同1.4％上昇）と強含み展開となりました。名古屋市も平均2861万円（同1.0％上昇）でした。名古屋市中心部は3768万円（同0.6％上昇）と安定推移から一段高になりました。