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家・住宅購入コラム

広すぎても狭すぎてもダメ!? 注文住宅を検討する前に知っておきたい間取りの決め方

一戸建て注文住宅は、理想の生活を形にした憧れのマイホームを叶えてくれるものです。一方で準備不足や確認不足によって「間取りに失敗した」「収納が足りない」など、住んでから後悔してしまう人も多くいます。一世一代のお買い物だからこそ悔いのない家づくりを行うために、この記事では注文住宅を建てる流れや注意点などをご紹介します。

 

一戸建て・注文住宅の流れをサクッと理解しよう!

 

一戸建て注文住宅を建てる際は、約8~15カ月かかるといわれています。予算を決めてから家が完成するまでの、一連の流れを詳しく見ていきましょう。

 

 

予算と間取りのイメージを決めよう

 

2020年度フラット35利用者調査(住宅金融支援機構)によると、注文住宅購入時の所要資金(予定建設費+土地取得費)は全国平均で3534万円、土地付注文住宅は4397万円となっています。また予算は年収の5~7倍が平均とされており、「年収×年収倍率+自己資金-諸費用」で計算が可能です。予算が決まったら、具体的な間取りを検討します。ハウスメーカーが公開している間取りの事例などを参考にしながらイメージを膨らませていきます。

 

 

ハウスメーカーと土地探しをしよう

 

自分で土地を探すこともできますが、ハウスメーカーと相談しながら探す人も多くいます。土地探し・設計・施工など一貫して依頼すると、予算を立てやすいのがメリットです。土地を探す際は広さや日当たり・駅からの近さ・スーパーや病院をはじめ周辺施設の有無など、何を優先するか決めておくことをオススメします。また時間帯や曜日を変えて交通状況の変化を確認したり、地盤やハザードマップなどもチェックしておきましょう。

 

 

住宅注文の見積もりを確認しよう

 

見積もりは「概算見積もり」と「詳細見積もり」の2種類に分けられています。「概算見積もり」は設計の詳細が決まる前に計算される大まかな見積もり、「詳細見積もり」は工事の細かな費用が記載されています。ハウスメーカーによって見積書の記載方法などが異なるため、「外構工事費は含まれているか」「付帯工事費はいくらくらいになるか」などしっかり確認しておく必要があります。

 

 

住宅ローンの審査をしよう

 

住宅ローンの審査には「事前審査(仮審査)」と「本審査」があります。「事前審査」では金融機関によって年齢や年収などが審査され、「本審査」では2週間前後かけてさらに詳細な審査が行われます。「返済負担が大きすぎる」と判断されると審査に落ちてしまうこともあるため、無理のない返済計画を立てておきましょう。

 

 

工事請負契約を結んで着工しよう

 

「建築工事請負契約」とは、間取りやプラン・見積もりが完成した段階で建築会社と結ぶ契約です。「建築工事請負契約書」「建築工事請負契約約款」「設計図書」「工事費見積書」で構成されています。「工事のスケジュールや支払代金について間違いはないか」「万が一不具合やトラブルがあった時の保証やアフターサービスはどのような対応があるか」など、しっかり確認しましょう。

 

 

竣工検査をして引き渡しで完了!

 

工事がほぼ完了した時に施工状態をチェックすることを竣工検査といいます。工事責任者と一緒に立ち会って、「壁や床に傷・汚れはないか」「設備が正常に動くか」などを確認します。ドアの開閉や照明・スイッチの位置など細かい箇所も含めて、実際に住む時のことを考えて確認することが大切です。万が一不具合や施工不良があった場合は再度工事が行われますが、問題なければ工事完了・引き渡しとなります。

 

 

一戸建てを建てる際の間取りを考えよう

 

一戸建て注文住宅を建てる際に最も楽しく、一方で最も頭を悩ませるのが間取り決めではないでしょうか。ここからは間取りを考える際に知っておきたい専門用語や注意点などをご紹介します。

 

 

基本的な住宅用語を理解しよう

 

・ゾーニング
共有スペース・プライベートゾーン・水回りなど、用途や機能ごとに分類して間取りを決める方法です。

 

・ツーバイフォー工法(2×4工法)
断面の厚さが2×4インチの部材で作る工法を指します。床や壁などの“面”で支えるのが特徴で、耐震性・耐火性に優れています。

 

・外構
塀や門、庭、アプローチなど住宅の外にあるものの総称です。敷地の周囲に塀を造らない開放的なつくりを「オープン外構」、塀などで住宅の敷地を囲って明確な境界線を作ることを「クローズ外構」と呼びます。

 

・坪
建物や土地の面積を示す単位で、一坪は3.3平方メートル(畳およそ2畳分)です。また売買価格を土地面積で割った価格を「坪単価」といいます。

 

・一間
建材のサイズや設計を行う際に用いられる単位で、一間は約1.82メートルの長さです。

 

 

家の周りの環境に合わせよう!

 

家づくりにおいて、室内だけでなく周辺環境を考慮することも大切です。日当たりや風通しを計算したり、外からの視線が入りにくい間取りを意識します。外構を考える際は、家の外観や街並みに合うように考えましょう。

 

 

一緒に住む人と優先順位を確認しよう!

 

マイホームに求める希望や理想は人それぞれ、1つの家庭でもライフスタイルや生活動線は一人ひとり異なります。とはいえ居住者の希望を全て叶えるのは難しいこともあります。一緒に暮らす人たち全員が住みやすい家にするために、各人の希望を洗い出して優先順位を決めておきましょう。

 

 

一戸建てを建てる際におすすめの間取りポイント

 

使い勝手の良い間取りにするためには、いくつかの要点をおさえて考えることが大切です。ここでは「部屋の大きさ」「収納」「階段の設置」「外の視線」「生活導線の確保」の5つのポイントを紹介しましょう。

 

 

一戸建ての間取りポイント①:部屋の大きさ

 

ライフスタイルや住む人の人数によって、ベストな部屋の大きさは様々です。広すぎても狭すぎても使い勝手が悪くなってしまいます。例えば「リビングを広くし過ぎて冷暖房の効きが悪い」「玄関スペースを削ったら圧迫感が生まれてしまった」ということもあります。家具の配置や収納なども考慮した上で部屋の大きさを決めましょう。

 

 

一戸建ての間取りポイント②:収納

 

収納は数や大きさだけでなく「どこにどんな物を収納したいか」「どうすれば取り出しやすくて仕舞いやすくなるか」など、生活動線に合わせて考えることが大切です。必要以上に収納スペースを設けると今度は居住空間が狭くなってしまうため、バランスを考えながら検討すると良いでしょう。

 

 

一戸建ての間取りポイント③:階段の設置

 

階段の配置に失敗すると間取りがうまく決まりません。住宅の広さや形にもよりますが、家の中心に近い場所に作るのが良いとされています。中心に階段があることで家のどこにいてもスムーズに2階へ上がることができ、間取りを決める時も全体のバランスを取りやすくなります。また1階の間取りを全て決めてから2階を考えると階段の位置に苦労するため、2階の間取りをざっくり考えた上で階段の位置を調整するようにしましょう。

 

 

一戸建ての間取りポイント④:外からの視線

 

落ち着ける空間を作るためには、“外からの視線”を意識することも大切です。道路を歩く人や周囲住宅からの視線が気にならないように間取りや外構を考えます。例えば人通りが多い道路に面している側に塀を設けたり、視線から外した位置に窓を作ったりする方法があります。

 

 

一戸建ての間取りポイント⑤:生活動線の確保

 

生活動線とは住宅の中を人が動く経路を指し、「家事動線」「衛生動線」「来客動線」「通勤動線」の4つがあります。「家事動線」とはその名の通り料理や洗濯などの家事をする時の動線のことで、「衛生動線」はバスルームやトイレ・洗面所に行くための道です。「来客動線」は来客があった際に通る道になるため、寝室などのプライベートな空間や洗面所などが見えないように注意しましょう。最後に「通勤動線」は、朝起きてから通勤・通学のために玄関から出るまでの動線を指します。通勤・通学で家を出る人が多い家庭にとって重要な動線です。

 

 

一戸建てを建てる際におすすめの間取りをご紹介!

 

ここからは具体的な部屋の配置をイメージできるように、坪数や間取りを例に挙げてご紹介します。今回は「坪面積35坪」「坪面積40坪」「3LDK」「4LDK」のケースをピックアップしました。

 

 

坪面積35坪の間取り例

 

例えば2階建ての4LDKにした場合、1階にはLDKと洋室・浴室・トイレなどを設置、2階には夫婦の寝室と子供部屋を作ることができます。子供が2人以上いる場合は子供の数に合わせて部屋を作ることもありますが、将来的に1部屋を区切って使えるようにして部屋数を抑えることも可能です※。また建築費用をおさえたい場合は、吹き抜けを取り入れて延床面積を少なくする方法があります。

 

 

坪面積40坪の間取り例

 

広々としたリビングを備えた5LDKを作成できます。約22畳のLDKに加えて、書斎や家事室を作ることも可能です。またスペースをとるアイランドキッチンの設置がしやすいのもポイントです。

 

 

3LDKの間取り例

 

3~4人の核家族が住みやすい間取りです。2階建ての場合は1階にLDKとバス・トイレを設置し、2階に寝室・洋室2つ・ウォークインクローゼットを作ります。また狭い敷地でも3階建ての3LDKにする方法があります。2階をすべてLDKにして1階に寝室とバスルーム、3階に洋室2つと収納を設けると狭小地でも広々と過ごせる3LDKが実現します※。

 

 

4LDKの間取り例

 

4~5人の家族にオススメの間取りです。例えば1階にはLDKと洋室1つ、ウッドデッキスペースを作ります。2階には寝室と洋室2つ、ウォークインクローゼットを設置します。4人家族で4LDKにすると、将来親と同居する場合に予備の部屋を作りやすくなります。また1階をLDK、2階に4部屋配置するパターンもあります。その場合は玄関や水まわりのスペースを広くしたり、広いリビングに大きい家具を配置したりできるのがポイントです。

 

 

一戸建ての間取りをシミュレーションしよう!

 

家族の希望を取り入れたり、注意しなければならないことが多くあったりと、なかなか間取りが決まらず混乱してしまうことがあると思います。そんな時は実際に間取りを視覚化してシミュレーションしてみましょう。

 

 

間取りのシミュレーションサービスを利用してみる

 

PCのソフトやスマホアプリを使い、簡単に間取りをシミュレーションすることが可能です。思い描いた間取りを画面上で作ってみたり、他の人が作った間取りを参考にしたりしながら頭の中を整理することができます。様々なハウスメーカーが無料で間取りをシミュレーションできるサービスを提供しているため、利用してみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

プロに間取りについて相談してみる

 

マイホームの購入には不安がつきものです。自分で考えたりネットで調べるだけではうまくいかないことも多いと思います。そんな時はぜひ“不動産のプロ”に相談してみてはいかがでしょうか。

 

 

一戸建て・注文住宅の不安は不動産のプロに相談しよう

 

「ライフコンシェルジュ」には、不動産取引のプロである「宅地建物取引士」とお金のプロである「ファイナンシャルプランナー」の資格を持った“レジデンシャルアドバイザー”が在籍しています。東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬に無料相談カウンターを設けており、営業トークのない中立的な立場であなたのマイホーム購入をサポートします。一世一代のお買い物で後悔をしないために、ぜひ気軽にご相談ください。

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