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家・住宅購入コラム

中古マンション価格動向と中古マンション相場価格

  • 23.04.29

アットホームは2月27日、中古マンション価格動向をまとめました。首都圏の平均価格は3904万円(前月比0.1%下落)でした。東京23区と神奈川県他が下落したのみ。東京23区は4915万円(同0.3%下落)と9ヶ月ぶりに下落しました。都下は平均3204万円(同1.2%上昇)と2017年1月以降の最高額を3ヶ月連続で更新しました。
横浜市・川崎市では平均3386万円(同0.4%上昇)となり、17年以降の最高額を4ヶ月連続で更新しました。神奈川県他は平均2581万円(同0.1%下落)と8ヶ月ぶりに落ち込みました。さいたま市、埼玉県他、千葉県西部、千葉県他はいずれも17年1月以降の最高額を更新しました。

東京カンテイはこのほど、22年下半期(7月~12月)の中古マンション相場価格(坪単価)を発表しました。首都圏は318.0万円(前期比5.0%増)で20期連続の上昇となりました。上昇度合いはやや鈍化しつつあるものの、21年以降は5%以上の上昇率を維持しているといいます。
東京都(373.6万円、同4.6%増)や神奈川県(240.7万円、同4.2%増)、埼玉県(199.3万円、同6.5%増)では上昇率が前期からやや縮小しましたが、千葉県(187.9万円、同10.1%増)は前期に引き続き拡大して二桁の大幅プラスとなりました。
近畿圏は209.9万円(同4.9%増)で、21年以降おおむね3~4%台の上昇率を維持。今回、200万円の大台に達した大阪府(206.5万円、同4.7%増)をはじめ、兵庫県(199.4万円、同4.0%増)、京都府(264.1万円、同4.8%増)も4%台の上昇率を示しました。この他の3県ではおおむね上昇率が拡大しました。滋賀県は比較的小幅にとどまったものの、奈良県と和歌山県は対照的に9%以上と大幅に拡大しました。
中部圏は159.2万円(同3.2%増)で20期連続の上昇となりました。通年で5%台の高い上昇率を示していた21年に比べてやや鈍化しているが、22年後半にかけて再び上昇度合いを強めました。各県を見ると、愛知県(164.1万円、同3.3%増)と三重県(122.8万円、同2.9%増)は4期連続、静岡県(155.2万円、同6.2%増)は2期連続のプラスとなりました。一方、岐阜県(115.2万円、同1.5%減)は前期に引き続き下落しました。

徳本 友一郎

所属会社:
株式会社スタイルシステム
所属会社のWEBSITE:
http://www.style-system.net
保有資格:
CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
著書:
初めての不動産購入で失敗しない17のチェックポイント

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