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家・住宅購入コラム

22年度首都圏新築分譲マンション市場動向

不動産経済研究所は4月18日、22年度(22年4月~23年3月)の首都圏新築分譲マンション市場動向をまとめ、公表しました。供給戸数は2万8632戸(前年度比12.9%減)で、2年ぶりに3万戸を下回りました。前年度は2年連続の増加により3年ぶりに3万戸台を回復していたものの、再び減少に転じて19年度とほぼ同水準に戻っています。
一方、戸当たり平均価格(以下、戸当たり)は6907万円(同8.6%上昇)で2年連続の上昇、1平米当たり単価(以下、平米単価)は103.9万円(同9.0%上昇)で11年連続の上昇。東京都心における大型・高額物件の供給が平均を押し上げ、いずれも73年の調査開始以来の最高値を大幅に更新しました。
地域別の供給戸数では、埼玉県と千葉県で約3~4%増加したものの、東京23区、東京都下、神奈川県がいずれも二桁減となった影響が大きく、全体の戸数は落ち込みました。価格については全エリアで戸当たり・平米単価とも上昇しましたが、特に東京23区が戸当たり9899万円(同17.2%上昇)、平米単価が150.0万円(同14.8%上昇)で大幅に伸びている。
初月契約率は同2.2ポイント減少の70.7%で、やや下がったものの2年連続で70%台を維持しました。年度末在庫は5189戸(同692戸減)で、「一段と低水準」(同社)になっています。

同日に公表された近畿圏の市場動向を見ると、供給戸数は1万7252戸(同5.0%減)で2年ぶりに減少。首都圏と同様、19年度と同程度の水準となりました。価格は戸当たりが3年連続上昇の4679万円(同0.6%上昇)で、91年以来の高値。平米単価が10年連続の77.5万円(同2.1%上昇)で、調査開始以来の最高値を2年連続で更新しました。初月契約率は70.9%(同0.9ポイント増)で、13年連続の70%台となっています。

併せて同社は、23年4月の首都圏・近畿圏市場動向も発表。それによると、首都圏では戸当たりが1億4360万円(前年同月比120.3%上昇)、平米単価が199.9万円(同104.8%上昇)と、前年同月の2倍以上の数字となりました。単月で戸当たりが1億円を超えたのは初めて。これは主に、東京23区内の大型・超高額物件が対象期間内に販売を開始した影響によるもの。首都圏全体の供給戸数は2439戸(同2.1%減)で、初月契約率は79.5%でした。
近畿圏では、首都圏とは逆に価格が下落、供給が増加という動きでした。戸当たりが4704万円(同7.2%下落)で3ヶ月ぶり、平米単価が75.3万円(同1.3%下落)で4ヶ月ぶりにマイナスとなった一方で、供給は1424戸(同12.4%増)で3ヶ月ぶりにプラスへと転じました。初月契約率は73.7%(同0.8ポイント増)で、3ヶ月ぶりに70%台を回復しています。

徳本 友一郎

所属会社:
株式会社スタイルシステム
所属会社のWEBSITE:
http://www.style-system.net
保有資格:
CFP(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー
著書:
初めての不動産購入で失敗しない17のチェックポイント

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