21年不動産流通市場動向

不動産ニュース
22.04.09

東日本不動産流通機構（東日本レインズ）はこのほど、首都圏における21年1年間の不動産流通市場動向をまとめました。中古マンションは成約件数が3万9812件（前年比11.1％増）で2年ぶりに前年を上回り、過去最高となりました。エリア別に見ても、すべての都県・地域で前年を上回りました。
成約物件の平均1平米当たり単価は、59.81万円（同8.4％増）で9年連続の上昇となりました。この9年間で56.6％上昇したことになります。成約平均価格は3869万円（同7.5％増）で、1平米単価と同様に9年連続の上昇。価格帯別でみると、5000万円超の各価格帯が、成約件数、比率共に拡大しました。
成約物件の平均専有面積は64.68平米（前年比0.9％縮小）で2年ぶりに縮小し、平均築年数は22.67年（前年21.99年）で経年化が進みました。
また、中古戸建て住宅の動向としては、成約件数は1万5436件（同17.1％増）で3年連続で前年を上回り、20年（1万3348件）を超えて過去最高となりました。エリア別にみても、すべての都県・地域で前年を上回りました。
成約物件の平均価格は3451万円（同10.5％増）で3年ぶりに前年を上回りました。成約物件の平均土地面積は143.77平米（同2.8％縮小）、建物面積は104.25平米（同1.0％縮小）。平均築年数は21.20年（前年21.62年）で築浅にシフトしています。
新築戸建て住宅の動向としては、成約件数は4972件（前年比17.4％減）で3年ぶりに前年を下回りました。エリア別で見ると、多摩地域を除く都県・地域で前年を下回りました。成約物件の平均価格は3902万円（同11.6％増）で2年ぶりに前年を上回りました。成約物件の土地面積は121.18平米（同1.3％縮小）、建物面積は97.56平米（同0.6％縮小）でした。