6月の首都圏の中古住宅流通動向

不動産ニュース
23.09.14

東日本不動産流通機構（レインズ）は7月10日、首都圏の中古住宅流通動向を公表しました。それによれば、直近6月のマンション成約件数は3111件（前年同月比3.6％増）と3ヶ月ぶりに前年同月を上回りました。成約価格は平均4610万円（同9.0％増）と37ヶ月連続で前年同月を上回りました。1平米当たり単価ベースでは38ヶ月連続の上昇でした。在庫件数は4万5872件（前年同月比23.4％増）となり17ヶ月連続で増加しています。
地域別に成約件数を見ると、都区部は1424件（前年比7.4％増）となり、3ヶ月ぶりに増加に転じました。多摩は285件（同5.2％増）でした。横浜・川崎市は533件（同6.2％増）となり、こちらも3ヶ月ぶりに増加しました。神奈川県他は187件（同5.1％減）でした。埼玉県は319件（同4.2％減）となり、千葉県が363件（同2.9％減）でした。
成約別の成約価格は、多摩と横浜・川崎市を除いて上昇しています。単価ベースで千葉県と神奈川県他が2桁上昇となりました。

戸建て住宅の成約件数は、全体で1138件（前年同月比0.6％減）となり、18ヶ月連続で減少しています。成約価格は3750万円（同1.9％減）となり、32ヶ月連続で前年同月の水準を下回りました。在庫件数は1万7678件（前年同月比37.5％増）と大幅に増加し、10ヶ月連続で増加しています。前月比でも2.0％増えました。
地域別に成約数を見ると、都区部は183件（前年同月比10.7％減）ご5ヶ月連続で減少しました。横浜・川崎市は149件（同4.9％増）となり、神奈川県他が137件（同3.0％増）と5ヶ月ぶりに増加に転じました。埼玉県は232件（同6.8％減）と18ヶ月連続で減少しました。千葉県は253件（同2.0％増）で5ヶ月ぶりに増加に転じました。
地域別の成約価格は神奈川県他と多摩を除いて下落しました。